脳内イメージと動作の一致修正と調和
鵠沼海岸発着サイクリングレッスンプログラム。
相模川沿い、大磯のぼりエリアで実施する自転車コントロールレッスン。
先日のレッスン記録です。
ペダルスムースネス
パワー数値とか心拍数値など、普段はあまり意識せず走っているわたくし。
一方で目標にむけてトレーニングをする方にとってこのペダルスムースネス値、とても参考になるものと思います。
定義は、下記。
「最大トルクに対し、一回転の間にかかったトルクの平均」
計算→「Pavg (トルク平均) / Pmax (最大トルク) x 100%」
パワーメーター導入、ペダルスムースネス値を定量把握しながらご自身のカラダのつかいかたを工夫すると、ペダリングを改善できそうです。
なにより成長の実感があってたのしいですよね。
レースに出場し上位をねらう。
ペダルスムースネス値をXXまで改善すれば、このレースで足切りにならない。など。
具体的な目標があれば有効に活用できそうな、この値。
とはいえ。
そこまでシビアに考えてはいなけど、
・坂道にすこしだけ強くなるコツ
・フラットエリアの巡航速度をラクに維持するコツ
具体的なうごきを理解し再現、実践できるようになると、サイクリングはもっと楽しくなります。
そのためには、まず自転車+自分のカラダの重心がどこにあるのかを理解したいです。
自転車と自分の重心、分離と一体化の感覚をやしなう。
「ラジアル、アクシャル軸」座標軸を感じとる練習
自転車を自由自在に操れるようになると、ラクに走れる、のぼれるようになります。
走行中の安全性も増しますね。
サドルにどっしり座ってペダルを回すだけではなく。
自転車のうえでさまざまな動きをとりいれて。
ラジアル荷重はBBに対し垂直。
アクシャル荷重は水平。
インスタグラム動画をご覧ください。
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シンプルな動きです。
自転車の上で立って、すこしスクワットして、すわる。
この動作をしっかり練習すると、自転車とじぶんのカラダの一体感がうまれます。
ロードバイクに乗っているご自身を平面かつ真横から見たとして。
XY座標軸内に移動していく重心位置がいま、どこにあるか。
左右の脚にかかる負荷の割合の変化は、どうか。
目線はどこを見ているか。腰の角度はどうか。体幹ははいっているか?
自転車に乗る自分のカラダに「傾聴する」とでもいいましょうか。
そしてこのうごき。
実はダンシングの基礎中の基礎なんです。
この動作の意味が理解できているかいないかで、このさきのバイクコントロールの上達スピードも雲泥の差。
ちなみにこのレッスンの一部は平坦路で実施しています。
刻々とかわる路面の勾配変化に対し、タイヤ、ホイール、フレームとペダルにかかる微妙な変化をセンシングしてみて下さい。
バイクとご自身の重心をどんどんそれに、あわせていく。
文字で表現するとこのあたりが限界なのですが(笑)、
慣れてくるとサイクリング中の流れる景色、呼吸、全身の筋肉にかかる負荷とあいまって、
ランナーズハイのようないわば「サイクリスト・ハイ」状態にはいれます。
※多分に「つしま言語」にて記事を書いている自負はあります。ご質問があればSNSやフォームからご質問どうぞ・・
「両脚の動きの調和」「頭のイメージと実際の動き」を一致、修正する動作
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自転車こぐとき。
右足まわしてこんどは左足まわして、右足まわす。
感覚でできてしまうこの一連の動作。
これを分解していくと。
・右脚を引き上げる
・右脚にチカラを加える
・左脚を引き上げる
・左脚にチカラを加える
(最初に戻る)
です。あたりまえですね。
もう少し分解してみましょう。
・右脚を引き上げる
・右脚にチカラを加える
・右脚のチカラを抜く
・左脚を引き上げる
・左脚にチカラを加える
・左脚のチカラを抜く
(最初に戻る)
です。これも当たりまえですね。
もう一段階、分解してみます?
・右脚を引き上げる
・右脚のペダルにチカラを加え始める(上死点)
・右脚にチカラを加える
・右脚のチカラを抜く(下死点)
・左脚に意識を向ける
・左脚を引き上げる
・左脚のペダルにチカラを加え始める(上死点)
・左脚にチカラを加える
・左脚のチカラを抜く(下死点)
・右脚に意識を向ける
ということなんです。
もっと分解できますけど、ながくなるのでこの辺で。
これら分解した動作をひとつひとつイメージしてカラダを丁寧に動かせるようになると、
無駄な動きを削減し、そのぶんうまれた余白で別の動作に意識を向けることができます。
これは、使いきれていなかったあなたのパワーを、効果的に再配分することにつながります。
表現をかえましょう。
ロングライドやヒルクライムで無駄なチカラを削減し、有効な推進力に充当していく。
結果的にこれまでのプライベートレコードを更新できるでしょうし、はしれる距離、のぼれる峠もふえていくことでしょう。
「実力が追いついていないのに」ヨーロッパの市民レースに出場した際に得られた、さまざまなカラダの感覚とコツ。
「もう登れない・・」と思いながら精神、肉体的限界状態で毎日走っていると生存本能でしょうか。
カラダの使い方を創意工夫し、次第に登れるようになるんですよね。
そんな私の感覚でつかんだありのままのコツを、レッスン内容に落とし込んでいます。
まなびのあとは大磯古民家カフェで美味しいランチ。ご質問などもこのときにお話ししましょう。
お時間つくっていただいて、ぜひ鵠沼海岸に遊びにきてくださいね。
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